職人技が光る、多彩なご提案。
京都平安美術の「天井画修復」は、ただ剥がれた絵画の上に絵を描き直すのでなく、周到な調査から始まります。木部修理、捨て膠などの工程を経て下地を完成させた後、塗膜成分検査や図柄調査、白描図や彩色復元図を作成します。その後ようやく絵画部分の修復にとりかかります。
天井画をはじめ「彩色修復」には目に見えない様ざまな工程があり、その工程の一つひとつが今日に至る日本の文化財を支えてきました。伝統技法には、数多くの手間と時間を必要とします。そうした昔ながらの技法を受け継ぎつつ、新しい工法をも採りいれ、その場しのぎで終わらない、数百年先まで命脈を保つ「価値ある修復」になるものと信じています。
天井修復
天井画の修復前後をご覧いただけます。
※一部新調による天井画が含まれています。