株式会社 京都平安美術:開眼彩色

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歴史をみつめ、新たな生命を吹きこむ。

 寺社にある貴重な龍、獅子、獏、鳥などの彫刻に目を入れることを「開眼彩色」といいます。彫刻は木鼻や蛙股、手挟みの部分に多く見られ、眼には「玉眼」といって水晶やガラスで表現したものがあります。経年劣化により抜け落ちたそれら玉眼の復元は勿論可能ですが、当社では費用面や耐久性を考慮して、樹脂を使用した「開眼彩色」をお勧めしています。一見しただけでは玉眼との違いが分からないような美しい仕上がりが特徴です。また眼だけでなく、彫刻の口や牙、爪の淡彩色、木部の洗浄、亀裂の修理も修復内容に含めていますので、これによって彫物が創建当初の生きいきした姿に甦り、彫刻に新たな愛着を実感いただけることでしょう。

開眼彩色工程

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